今回は私自身の実の母親を執刀しました。(2016年9月)
目の下のたるみが老けて見えて嫌だ、目が疲れるのでもっとパッチリしたい
と常々言っていました。
術前の写真です 57歳 母親
今まで自分に手をかけてこなかった人でしたので、
今回の施術はとても勇気がいるものだったと思います。
(かれこれ1年前から相談されていました)
身内の手術を嫌がる外科医はとても多いです。
もちろん私より経験執刀数が多い美容外科医もいるでしょう。
ただ、患者さまに向き合って出来る限り、満足して貰いたい。
それに向けて全力で執刀するというポリシーは誰にも負けないと自負しています。
このような思いから今回の母の思いに答えたいと親子二人三脚の施術が始まりました。
私は美容外科に6年身を置き、執刀症例は1万件に達しました。(2016年9月時点)
そんな中で母の手術は日々技術の向上に勤めた集大成になるとの思いもありました。
今回行った手術です。
大きく形を変えるのではなく自然に15歳位若返ることを計画しました。
目の開きに関して
眼瞼下垂手術(挙筋前転法)
上眼瞼除皺術(まぶたのたるみ切除)
目の下のたるみに関して
裏ハムラ法(経結膜眼窩脂肪移動術)
ゴルゴ線に脂肪注入
ほうれい線・口角のマリオネットライン・ほほ・こめかみのボリューム減少
脂肪注入
眉間・額のシワ
ボトックス・ヒューマラジェン(コラーゲン)
フェイスラインのもたつき
脂肪吸引ホホ/アゴ
リードファインリフト
顔全体のイボ/ほくろ/くすみ
YAGレーザー/電気焼却
【最初の手術から3ヶ月目の写真】
母親の手術・・
手術中は意外にも緊張するものではありませんでした。
少しぐらいは手が震えるかなと思っていましたが、全くそんなことはなく。
いつも通りの手術となりました。
歯科の治療との兼ね合いもありまして、同時にすべての手術は行なえませんでした。
7月 眼瞼下垂 裏ハムラ 脂肪注入
8月 イボ/ほくろ/くすみ などの皮膚科治療
9月 フェイスラインの脂肪吸引 リードファインリフト
すべての治療を私が担当しています。
これから示すのは10月に撮影した経過の写真です。
(化粧なし)下方に拡大写真
術前 3ヶ月目
斜位
【術後評価】
目の開き・二重(眼瞼下垂・上眼瞼除皺術)
術前は目尻側で二重のラインが消失していて、たるみが目立ち老けた印象でした。
術後は左右差もほとんどありません。予定通り二重の印象を大きく変えることなくラインが整いました。
斜位でわかりやすいですが、眼瞼下垂手術をしたことで目の上のくぼみが解消され開きが良くなったことで疲れた印象がなくなりました。
目の下のたるみ(裏ハムラ)
目の下のたるみの原因である眼窩脂肪を適切な位置に再配置したことでホホのラインが整いました。
この方法では目の下にシワが出ることがネックとされていますが、脂肪注入やボトックスをうまく合わせることでここまで綺麗にできます。
目の下のくすみ
YAGレーザーで治療中ですがもう少し薄くしたいところです。
ほうれい線・こめかみ・ほほ・口角(脂肪注入)
目立たなくなっています。1回の注入ではこの程度なので希望に合わせて複数回注入することも可能です。
フェイスラインのもたつき(脂肪吸引・リードファインリフト)
術後1月なので評価は早いですが、スッキリしています。
【それぞれの手術のダウンタイムをみてみましょう】
今回は母親でしたので、無理言って何度も写真を撮らせてもらいました!
手術をご検討中の方の参考になればと思います。
今回、特にダウンタイムの長い治療は3つです。
眼瞼下垂・裏ハムラ・脂肪吸引
眼瞼下垂・裏ハムラ
術前 10日後 1ヶ月後 3ヶ月後 を提示します。
10日目
1月目
3月目
眼瞼下垂/上眼瞼除皺術
右目の方が開瞼が悪く・たるみも強かったため、術中に少し工夫しました。
それもあってか左に比べて腫れがでました。
裏ハムラ/脂肪注入
触ると目の下に硬さがありますが10日目には馴染んでいます。
実際は3日後から問題なかったとのことです。
ホホアゴ脂肪吸引・糸リフト
術前 術後1週間 術後1月
1週間目
1月目
1週間目はやはり、むくみと内出血が見てとれます。
内出血は紫から黄色となり吸収されていきます。
1週間目ですと写真のようにお化粧で隠せる程度のことがほとんどです。
1月目と比べるとむくみと腫れがよく分かるかと思います。
1月目には見た目には違和感が少ないですが、触ると顎下が特に固くなっています。
これは2−3月でひいていきます。
お客様に向き合って出来る限り、満足して貰いたい。
それに向けて全力で執刀するというポリシーは
誰にも負けないと自負しています。
Q 今回、モニターさんにとって重要となった施術を教えてください
A 「裏ハムラ法」、「コンデンスリッチ」、「眼瞼下垂(たるみ取り併用)」、「脂肪吸引」です。
Q その施術は、モニターさんのどのようなご不満をどのように改善されたのでしょうか
A 「裏ハムラ法」と「コンデンスリッチ」で目の下のたるみとそれに伴い強調されていたゴルゴ線を解消しました。
また、目の疲れと、疲れたように見える目元の若返りとして「眼瞼下垂」を行い、目の開きを改善しました。
さらに、「脂肪吸引」でフェイスラインのもたつきを解消しています。
Q お客様を施術するときに心がけていることを教えてください
A 今回は母を執刀しました。身内の手術を嫌がる外科医はとても多いです。もちろん私より経験執刀数が多い美容外科医もいるでしょう。
ただ、お客様に向き合って出来る限り、満足して貰いたい。それに向けて全力で執刀するというポリシーは誰にも負けないと自負しています。このような思いから今回の母の思いに応えたいと親子二人三脚の施術をしました。
Q 若返りたい女性へのメッセージをお願いします
A お悩みを解決するために日々、技術の向上に励んであります。
一歩踏み出した勇気を全力でサポートいたします。
年齢を重ねるごとに目の下のたるみが大きくなっていくのが辛くて… 今では、鏡を見るのがとても楽しみ!
Q 応募のきっかけを教えてください
A 50歳を過ぎてから目の下のたるみが気になり始めました。鏡を見て気になって気になって、しかもだんだんたるみが大きくなって……。お化粧をしても気になり、自己流でマッサージをしてみたんですが、年齢を重ねるごとに大きくなっていくのが辛い毎日でした。
息子が整形外科医でしたのでコンテストに挑戦しましたが、本来あまり美容整形には興味はありませんでした。それに、参加者は何人もいらっしゃるから受からないんじゃないかなと思っていましたので。でもモニターになってしまって驚き、キレイになるんだったらいいか、と思い直しました。顔を変えるわけではなく若返るんだったらいいかなって思っています。
Q 具体的にどの部位が気になっていましたか?
A 目の下のたるみや、ほうれい線が気になっていました。化粧品でほうれい線ケアのものも使っていましたが、まったく効果がありませんでした。
加齢とともにほうれい線もくっきりとしてきたし、さらにすっぴんのときの肌の色味が黒く沈んできて、すっぴんの写真を見てガッカリしたり……。素顔をもうちょっと美しくしたいと思っていました。
Q キレイになった今のお気持ちは?
A 今はダウンタイムの腫れが残っていて90点ですが、それが引けば満点!
今は鏡を見るのが楽しくなり、気がついたらつい鏡を見ています。本当に、同世代の人たちにもおすすめしたい!!
Q どこが一番満足していますか?
A 特に目のまわりです。眼瞼下垂の自覚がなくて、先生に指摘されて初めて気がつきました。思いのほか仕上がりがよくて、今までまぶしかったものがまぶしくなったときに「私って眼瞼下垂だったんだなあ」と改めて気がつきました。また、たるみがなくなって、ほうれい線がなくなったことにも満足しています。
Q 施術はいかがでしたか?
A 7日間にわけて施術を行ったのですが、「なかなか時間のかかるものだなあ」と驚きました。最初は目が腫れていたのでマスクをしてメガネをかけながら通院していました。その後、目に覆いかぶさっていたまぶたが徐々にパッチリしていったので、腫れが引いていくにしたがって「パッチリしたね」と言われることが増えていって、嬉しかったです。
Q 担当医はいかがでしたか?
A 息子がテキパキしていて自信に満ちている感じが、まぶしく感じました。仕事をしているところはなかなか見られないので、うれしかったですね。私にとっても、ただキレイになれただけでなく、いい機会になったなと思います!
Q 周囲の反応はいかがでしたか?
A 特に周りの人には恥ずかしくて話さなかったのですが、目の下のことを伝えていた友人には「ホントになくなったね~!」と一緒になって喜んでくれました。
Q キレイになり、これからやりたいことはありますか?
A キレイになったことで明るくなれそうなので、スポーツクラブやカルチャークラブなどをいま探しているところです。
これまでは何かやってみたいというポジティブな気持ちは起こりませんでした。孫もできたし、自分もキレイになれて、これから人生の第3章という感じです。やったことのない何かにチャレンジしたいです。いいきっかけになりました。
Q 美容整形についての感想をお聞かせください
A 美容整形で若返るのは、いわゆる「整形」という昔のイメージではないと思いましたね。「シワをどうにかするというのも整形なんだなあ、美容整形ってすごいなあ」と思いました。昔は「親からもらった体に……」みたいな印象がありましたが、時代は変わりましたね。
とにかく、注射一本でシワが消えちゃうのはすごいです。自分で実際にやってみて、本当に効果が実感できました。長い時間かけて化粧品を使っているのがばからしくなってしまいますね。