お疲れ様です。
湘南美容外科 町田院(東京)院長
美容外科専門医 名倉俊輔です。
眉下切開はたるんでしまったマブタのたるみを眉の下で取り除く方法です。
たるみで隠れてしまったもともとの二重のラインを出すことができます。
術前評価
下の写真を見ると瞳孔の外側の二重のラインがたるみにより狭くなっています。
ご本人も目が重い、開けるのが大変だとおっしゃります。
デザイン
このかたの場合、瞳孔外側のたるみが強かったのでここで12mmの切除幅となるようにデザインしました。
眉毛内側はギリギリまで切ると後々傷が目立ちますので、このようなデザインになります。
切除幅を広く取りすぎると、マブタの内側にヒキツレができますので注意が必要です。
術中
この方の場合は眼輪筋は切除せずに縫縮しました。
私の場合マブタの厚みによって皮下組織をどこまで切除するかを決定しています。
傷を目立たせなくするために、切開は斜めに毛の生える方向に沿ってしています。
こうすることで傷周辺から毛が生えますので傷はより目立たなくなります。
縫合
ドッグイヤーを防ぐように減張縫合・真皮縫合を置きます。
これにより傷がより綺麗によります。
術直後から縫合の跡を目立たせなくする工夫として7-0白ナイロンという
極細の透明の糸で細かく連続縫合しています。
術後1ヶ月目の写真
眉毛のさがり、後戻りを見越して若干の過矯正にしています。
二重のラインもはっきりしました。
傷に関しては1月ですとこのくらいの赤みが出ている方もいます。
お化粧で隠せる程度と言えると思います。
ここから色味が消えると傷はほとんど分からなくなります。
5ヵ月後の化粧なし
すっぴんでもここまで傷は目立たなくなります。
写真でよく見るとまだ赤いところがありますので、もう少し落ち着くと思います。
『まぶたが軽くなり、二重のラインも若い頃に戻りました』
とご感想をいただきました。
目の下のクマ・たるみの手術もしています
余談ですがこの方は眉下切開の前に目の下のクマ治療をしています。
経結膜脂肪除去+精密脂肪注入をしています。
マブタのたるみを取るために私は好んでこの方法を用いています。
多くの方にご依頼頂き、外科医冥利に尽きます。
お気軽にカウンセリングにいらしてみてください。
そのほかの症例
術前→術後3ヶ月【眉下切開+切開ハムラ法(下まぶたのたるみ取り)】
男性のケース
2週間後の写真
2週間ですのでまだ赤みがあります。『目を開けるのが楽になった。昔の目に戻り、見た目も満足』
と嬉しいご感想をいただきました。
男性の場合はまぶたに厚みがあるケースも多いです。
そのような場合は眼窩脂肪切除・roof切除を併用します。