2016/10/29
なるほど。次に二重術ではどのような点にこだわってらっしゃいますか?
顔の印象は目でガラリと変わります。それほど重要なパーツが目だと思っていますので、どのような形にしたいか、どのような印象にしたいかを丁寧にお聞きして、総合的に施術を提案するようにしています。ご希望のラインをお聞きしたうえで、患者様の眼球の大きさや骨格などから実現可能な理想のラインを話し合います。これまでに1,000件以上の二重術の施術をしてきていて、だからこそできる提案があると自負しています。具体的な施術には、メスを使わない埋没法とメスを使う切開法があります。二重術の患者様は学生さんなどの若い方が多いですね。皆さん、アイプチをしても理想の目にならない、かぶれてしまう、といったお悩みをお持ちです。切開に抵抗のある方の場合は、糸を用いる埋没法で行います。
カウンセリングのときに心がけていることはありますか?
初来院では緊張されている方が多いので、不安を取り除くことがいちばん大切だと考えています。ゆっくりと時間をかけてお悩みを聞いていきます。私は見た目的に威圧感があるほうではないので、打ち解けやすい、相談しやすい、とおっしゃってくれる方も多いです。初めての方は悩みを話すのが恥ずかしい、という気持ちを強くお持ちで、すべての悩みをお話しにならないこともあります。まずは症例写真を見て頂いたりして、他にも悩んでいる人は大勢いるということを分かってもらうようにしています。相談を受けたときに、それはやりすぎになりますよ、という場合もありますね。施術すると元には戻れないから、もう少し考えてみてからにしたほうがいいのではないですか、と提案することもあります。今日いきなりはやめて、少し時間をおいてみましょうかと。患者様に満足して頂くのが一番大切ですから、施術後のイメージを共有しておかなければいけません。とはいえ、施術したらこうなりますというという写真があるわけではありませんので、過去の似ている人の症例を見て頂いたり、この人はこういう風になりましたよということで、イメージを確かめてもらいます。最終的には私が患者様にどれだけ信用してもらえるか、ということだと思っています。
仕事上で一番大切にしていることを教えてください。
人の体なので、どうしても出来ないこともあります。ただし、患者様の望みがどこにあるのかを理解して、それを叶えるために一生懸命に努力することです。お悩みを聞いて「それはできませんよ」「そんなに気にならないですよ」というのは簡単だと思うんです。でも、本人が気になっているのに、気にならないですよとは私には言えません。親身になって相談に乗ることを心がけています。