離れている目を近づけたケース(当院のナース)内眼角靭帯縫縮

お疲れ様です。
湘南美容外科 町田院(東京)院長
日本美容外科学会認定専門医
名倉俊輔(なぐらしゅんすけ)です。

今回は目頭切開の症例です。

目的は大きく分けて3つです。
①目と目の距離を調節してバランスを整える
(目の距離が離れると魚顔や馬顔になります)

②目を大きくする

③二重のラインを整える

特に①のケースでは工夫が必要です。

目頭切開も後戻りがある手術です。
ですので皮膚の切開、皮弁の入れ替えだけでは目の距離が十分に近づかないケースが多いです。
解決法としては、内眼角靭帯を縫縮する必要があります。

1

上の実際の手術写真ではセッシで指している部分(綺麗に露出しているのが分かるかと思います)

図では赤い部分が内眼角靭帯です。

この靭帯は骨と目頭を結んでいますので短くすると目が鼻に近づきます。

私は目の距離の調節の際はこの靭帯を8の字縫縮しています。

高い満足のために必須の手技かと思います。

目が離れていてお悩みの方は、目頭の手術をうけるとき執刀医に内眼角靭帯も調節してもらえるのかどうか質問してみてください。

ちなみに内眼角靭帯の縫縮までするドクターは、手術のレベルが上がるため極端に減ります。

ではこの方法で行った当院ナースの症例を見てみましょう。

術前

術後1月目

術後6ヶ月目

術前

術後3日後

術後1月目

術後6ヶ月目

術前は目が離れている印象が強いと思います。

内眼角間距離は37.5mmでした。

デザインでは多少の戻りを考慮して1.5mmずつ広げることにしました。

術中に内眼角靭帯の縫縮も行いました。

術後は自然にかなりバランスが整ったと思います。

内眼角間距離は35.5mmでした。

3日後の写真でも傷跡はほとんど目立たないかと思います。

髪の毛よりも細い透明な糸で縫合しています。

タイトルとURLをコピーしました